セルビア~Serbia

南東ヨーロッパ、バルカン半島西部の国にある内陸国セルビア。かつてのユーゴスラビアに属した地域の中央に位置しており、ハンガリー、ブルガリア、ルーマニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、マケドニア、モンテネグロと接しています。
20世紀末の政治的混乱のため、観光業は停滞していますが、セルビアには美しい自然や文化的史跡が数多く残っており観光地としても人気のある国です。

★☆おすすめエリア・見どころ☆★

ベオグラード~Belgrade

セルビアの首都ベオグラードはドナウ川とサヴァ川の合流地点にあります。合流地点にあるため、交通の要衝として発展し、さまざまな民族が暮らしていました。ヨーロッパでも最古の都市のひとつであり、考古学的な調査では、同地における人の居住は紀元前6千年紀にまでさかのぼります。地形上、戦略的拠点として、古代より現代までの間に140回にわたって戦いの場となりました。オスマン帝国やハプスブルク帝国(ハプスブルク君主国)に支配され続けたベオグラードがセルビアの首都としての地位を1841年に回復したが、ベオグラード北部はその後も1918年のオーストリア=ハンガリー帝国の崩壊までオーストリアの統治下に置かれ続けました。かつてユーゴスラビアの首都が置かれていた場所でもあります。14世紀末から500年間この地を支配したトルコの影響は大きく、街の至る所にその跡が残っているのも特徴的です。

【カレメグダン公園】
クネズ・ミハイロ通りを北上すると、カレメグダン公園にたどり着きます。ドナウ川とサヴァ川の合流地点にある丘に設置された公園には要塞が残されています。この要塞は紀元前4世紀には造られていたとされるが、ほとんどが18世紀以降に造られたものです。ジンダン門の隣に塔があり、ここからの眺めがすばらしい。

【聖サヴァ教会】
世界最大の規模を誇る東方正教系の教会。聖サヴァは、中世セルビア王国創始者ステファン・ネマニャの息子で、セルビア正教会の創立者です。1935年に建造が開始され、戦争等による中断を経て、現在もなお工事中となっています。

【ニコラ・テスラ博物館】
ニコラ・テスラは交流電流や無線トランスミッターなどの発明をした化学者。セルビアの100ディナール紙幣の人物で、ベオグラードの国際空港の名称にも使われています。ここでは、ニコラに関するものなどが展示され、約30分のガイドツアーが1時間ごとに行われています。

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