スロバキア~Slovakia

国土は日本の約7分の1、北海道の5分の3程度ととても小さな国スロバキア。北西にチェコ、北にポーランド、東にウクライナ、南にハンガリー、南西にオーストリアと隣接しています。
10~20世紀までハンガリー王国の一部だったこともあり、ハンガリーにとっても歴史的に重要な地域であり、多くのハンガリー人の出身地、ハンガリー貴族の発祥地としても知られています。
第一次世界大戦後オーストリア・ハンガリー帝国からチェコと合併するかたちで独立し、その後1989年のビロード革命による共産党政権崩壊を経て、1993年1月1日にチェコスロバキアから分離独立し現在に至っています。
スロバキアは国土のほとんどが山岳地帯からなっており、リゾート地として多くの観光客が訪れています。南部の緩やかな起伏のある低地地域から北部国境沿いのそびえ立つタトラ山脈など美しい自然が広がりのんびりと旅行を楽しめます。

★☆おすすめエリア・見どころ☆★

ブラチスラヴァ~Bratislava

ブラチスラヴァには、細く曲がりくねった路地が縦横に張り巡らされた、とても心地良い中世風の旧市街、ドナウ川沿いの丘の上の城、多くの歴史的な教会や建築物があります。
旧市街は二つの広場、フラヴネー広場とフビェズドスラヴォヴォ広場に挟まれたところにあります。それら旧市街でみられる歴史的建造物とはかなり趣の異なる建築様式として、新市街の中に見られるような、いくつかの共産主義時代の建築物が残っています。川をまたいでどこまでも延びていくように見える、中欧で最大の共産主義時代のコンクリートブロック集合住宅、ペトルジャルカ居住区や東は広大な農村地帯となり、農場、ブドウ畑、農耕地、そして小さな村々がブラチスラヴァの北と東、50km圏内に広がっています。

【ブラチスラヴァ城】
ドナウ川のほとりの丘にそびえたつ城。城の四隅に塔が立っているため、「ひっくり返したテーブル」とも呼ばれています。12世紀にロマネスク様式で建設された城で15世紀にはゴシック様式の要塞に、さらに17世紀には現在の姿に改築されました。マリア・テレジア(Mária Terézia)の居城であったことでも知られています。現在の城は1956~68年に再建されたもので、2008年に始まった大規模な改修工事で、薄茶色の外壁は白く塗装されました。城の内部は歴史博物館(Histrické múzeum-hrad)のみ見学が可能となっており、内部に入らなけれは、4~9月は9:00~21:30、10~3月は9:00~18:00に無料で見学することができます。

【UFOの塔】
ノビ・モストの南の主塔が展望タワーになっています。高さは80mで、ブラチスラヴァで最も高い建築物。レストランやバーも併設されており、美しい景色を眺めながら食事を楽しむことができます。ノビ・モストは1967年に建設が始まり、1972年に完成しました。

【大統領官邸】
クラウンプラザの目の前にある人気の観光スポットです。もともとは18世紀にハンガリー議会議長で、マリア・テレジアの相談役を務めたアントン・グラサルコビッチの宮殿でした。政府機関なので観光での入場はできませんが、白い大きなロココ調の建物は一見の価値があります。

【チュミル像】
スロバキアの首都、ブラチスラヴァを歩いているとマンホールから顔を出している像があります!スロバキア語で“のぞきや”を意味する「チュミル」と呼ばれている像です。ブラチスラヴァには至る所にこのような可愛らしい像が点在しています。この像の他にも角から望遠レンズでで何かを覗いている像やンチに寄りかかっている貴族の像など観光客を楽しませてくれます♪

【中央広場】
中央広場はそれほど大きな広場ではありませんが、土産物の露店やオープンカフェが並んでいるブラチスラバ市民の憩いの場になっています。広場の中央には「ロランド噴水」と呼ばれる噴水があります。この噴水は1572年、当時のオーストリア皇帝マクシミリアン 2世の命を受けて作られたブラチスラバ最古の公共水汲み場です。また、広場に立つ騎士像は皇帝マクシミリアンですが、中世都市の保護騎士ロランドであるとも言われています。

【フビエズドスラボボ広場】
フビエズドスラボボ広場は中央に細長い噴水、そして両脇には木々が植えられていて、花々も多く、ゆっくりとお散歩を楽しむのには最適な広場です。また、広場の通りには国立オペラ劇場、カールトン・ホテル、ダニューブ・ホテル、ジェヴィーン・ホテル、米・独・チェコの各大使館もあります。

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