基本情報

国名

◆日本語表記:セルビア共和国(通称:セルビア)
◆正式名称:セルビア語で Република Србија / Republika Srbija(レプブリカ・スルビヤ)
◆公式英語表記:Republic of Serbia(通称:Serbia)
◆首都:ベオグラード

セルビアの概要

国名セルビア共和国
首都ベオグラード
面積88,361km2
人口9,090,715人
言語セルビア語
通貨セルビア・ディナール(CSD)
大統領トミスラヴ・ニコリッチ(2014年10月現在)
宗教セルビア人のほとんどは正教会の信者であり、セルビア正教会に属している

セルビアの祝祭日

1月1日、2日元旦移動祝日復活大祭
1月7日正教会のクリスマス移動祝日復活大祭後の月曜日
2月15日セルビア共和国建国記念日5月1日、2日メーデー
移動祝日聖金曜日5月9日戦勝記念日
移動祝日復活大祭の前日6月28日聖ヴィトスの日


気候・時差

セルビアの気候は穏やかな大陸性気候に属しています。周辺にあるアルプス、地中海、パンノニア平原、カルパチア山脈などがセルビアの気候に大きな影響を与えています。
セルビアは山が多く標高が高い街が多いため、朝晩に急に冷え込むことがあります。夏でもカーディガンなどの防寒対策がおすすめです。
冬は雪が多く降り、スキーリゾートしても人気の観光地になっています。ただし、セルビアの冬はかなり冷え込みますので厚手のコートやマフラー、手袋などでしっかり防寒対策をするようにしましょう!

■ベオグラード・東京の平均気温比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
ベオグラード(℃)1.43.17.612.918.121.023.022.718.012.97.12.7
東京(℃)5.56.212.115.219.822.927.329.225.219.813.58.3

■ベオグラード・東京の平均降水量比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
ベオグラード(mm)46.940.049.356.158.0101.263.058.355.350.255.157.4
東京(mm)48.660.2114.5130.3128164.9161.5155.1208.5163.192.539.6


【時差】
セルビアと日本の時差は8時間です
日本時間マイナス8時間(UTC+1)ですのでセルビアが正午のとき、日本は午後8時になります。
サマータイム(4-10月)時は日本との時差は7時間で日本時間マイナス7時間となります。

時差早見表 (UTC +1)

日本の時刻01234567891011121314151617181920212223
現地の時刻16171819202122230123456789101112131415


治安

セルビアは治安のあまり良くない危険な国のイメージがありますが、首都ベオグラードはセルビア内では比較的安全なエリアと言えます。しかし、外国人旅行者を狙った犯罪や銃犯罪は増加傾向にありますので充分な注意が必要です。特に夜や人通りの少ない場所への外出は避けるようにしましょう!
ベオグラードで外国人観光客が1番被害にあうのが「スリ」です。バスや電車内でバッグを切られて財布やパスポートなどの貴重品を盗まれる被害が相次いでいますので充分な注意が必要です。
また、日本の外務省が公開しているセルビアの治安情報を確認し、危険な地区へ行くのは避けるようにしましょう。

※治安状況は常に変化していますので、出発の前に最新の現地状況をセルビア大使館や外務省海外安全ホームページで安全情報や注意事項等を必ず確認しましょう。


通貨・両替・チップ・税金

通貨・両替・チップ

【通貨】通貨単位はディナール、補助通貨単位はパラです。
紙幣の種類は10、20、50、100、200、500、1000、5000DINの8種類
硬貨の種類は1、2、5、10、20DINの5種類
※2014年10月6日現在1DIN€が約1円

【両替】セルビア国内では日本円からディナールへの両替ができないことがほとんどですので、現地で両替をする場合はユーロを持っていく必要があります。
両替は空港、銀行、郵便局、街の両替所で可能です。中でも街の両替所での両替が比較的レートが良くお勧めです。両替所は「MENJAČNICA」と書かれており、ビルの中や地下にもあります。両替所を利用する際には必ずレートや手数料の確認をしてから両替するようにしましょう。
ATMは都市部や大きい町にありますので、海外対応のキャッシュカードやクレジットカードのキャッシングサービスで現地マネーを引き出すこともできます。レートや手数料はカード会社などによってことなるので出発前に確認しておきましょう。

【チップ】
セルビアではチップを渡す習慣があります。
・レストラン:サービスに満足したら10%程度を渡すのが一般的
・タクシー:基本的には不要ですが何か特別な頼み事をした場合にはチップを渡すのが良いでしょう。

税金

セルビアでは、ほとんどの物品に付加価値税(TVA)8-20%がかけられています。
セルビアでは、旅行者に対する払い戻し制度ありません。

電気・通信事情

電圧

日本での電圧は100ⅤでプラグはAタイプですが、セルビアの電圧230V、周波数は50Hz、プラグはCタイプですので気を付けましょう。
日本製の100Ⅴのものを使う場合には変換プラグ・変圧器が必要な場合があります。電圧と消費電力は取扱説明書や製品本体に表示されています。「全世界対応タイプ100V~240V」の製品でしたら変換プラグを使うだけでそのまま使用できますが、「日本対応タイプ100V」の製品の場合は変換プラグ・変圧器の両方が必要となります。
日本の製品をセルビアで使う予定のある方は事前に確認して行きましょう。

変換プラグ

日本の電気製品を海外で使用するために、電源プラグ形状を変換するためのアダプターです。使いたい電化製品が全世界対応タイプ100V~240Vタイプのものでしたらこの変換プラグに差し込みそのまま使用できます。この変換プラグは日本の家電量販店や空港などで200円~500円と手頃な価格で購入できます。旅行前に1つは用意しておくとよいでしょう。また、旅行にたくさん行かれる方は約2000円程で手に入る、どこの国のプラグにも対応可能なマルチタイプの変換プラグがおすすめです。

変圧器

変圧器とは使用する電化製品の電圧を海外の電源電圧に変更するものです。例えば日本の製品をセルビアで使う場合この変圧器を通して使えば日本の製品100Vのものをセルビアの電源電圧230Vに変換してくれます。
消費電力の小さい電化製品なら旅行用の変圧器(約3000円~)で使用することができますが、消費電力の大きい電化製品(ドライヤーなど)は旅行用の小さな変圧器では使用できません。ホテルで変圧器を貸し出しているホテルも一部ありますので出発前に確認していくことをおすすめします。

インターネット

ベオグラード市内にインターネットカフェはありますが、数は多くありません。パソコンが日本語対応していない場合もありますので利用前に確認すると良いでしょう。
ベオグラードの一般クラス以上のホテルではWIFIが無料で利用できるところが多いです。また、市内のカフェやレスロランでも無料でWIFIを利用できるところが増えてきています。

電話・郵便

電話

★電話のかけ方【セルビア→日本】
国際識別番号は「00」、日本の国番号は「81」です

・03-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-3-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※市外局番の最初の「0」は不要です。エラーになる場合があるのでご注意ください。

・携帯電話090-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-90-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※こちらも同様で携帯番号の最初の0は不要です。

★電話のかけ方【日本→セルビア】
利用する電話会社や電話の種類(固定電話、IP電話、携帯電話)で番号が異なります。事前に確認が必要です。
利用している電話会社のウェブサイトで確認できます。

・例)KDDI(001)からセルビア02-1234-5678へ電話する場合(※セルビアの国番号は「381」です)
001-010-381-2-1234-5678
(利用する電話会社のアクセスコード+国際通話識別番号+セルビアの国番号381+相手の番号※)
※セルビアからかける場合と同様、電話番号の最初の「0」は不要

郵便

【郵便料金】
・ハガキ:40DIN、20g以下の封書は46DIN
日本まで約5-10日で到着します。

【営業時間】
平日8:00-19:00、土曜8:00-15:00、日曜は休業

入出国

ビザ・パスポート

・ビザ:セルビアに90日までの観光目的の滞在ならビザは必要ありません。
・パスポート:入国時に6ヵ月以上の残存有効期間があることが望ましいとされています。

※ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。
必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

【セルビア大使館 Embassy of the Republic of Serbia】
住所:〒140-0001 東京都品川区北品川4-7-24
電話:03-3447-3571

入国手続き

日本からセルビアへの直行便はありませんので、ウィーン、フランクフルト、ミュンヘン、パリ、モスクワなどで乗り継いでベオグラードに行きます。
日本からセルビアへの所要時間は乗り継ぎなどもあわせて約15時間半から20時間半です。

【セルビアへの入国】
①入国審査
イミグレーションカウンターでパスポートを入国審査官に提示して入国スタンプを押してもらいましょう。

②荷物の受け取り
搭乗した便名が表示されているレーンへ行き荷物を受け取りましょう。スーツケースは似たデザインのものが多いので取り間違えに注意しましょう。スーツケースにはネームタグをつけ、目印をつけておくのもよいでしょう。
もし荷物が見つからない場合や破損していた場合、荷物預り証を持って係員に相談しましょう。

③税関申告(必要がある場合のみ)
税関申告が必要な方は赤色のサインが出ている税関カウンターへ向かいます。酒やタバコの免税範囲を超えている場合は、申告が必要です。申告するものがある場合は、検査台へ進み検査を受けます。
申告するものがない場合は緑色のサインが出ている出口へと向かいましょう。

※入国時に€10000-相当以上の外貨を持ち込む場合、税関にて申請が必要です。入国審査官に外貨申請書を作成してもらいましょう。

出国手続き

【出国準備】
個人で旅行の方は、出発の72時間前までに帰国便の確認をしましょう。再確認が必要でない航空会社もあるので事前に旅行会社または航空会社に確認しておくとよいでしょう。
また、搭乗便出発の48時間~1時間前(航空会社によって違いあり)からインターネットでチェックインができるサービスを行っている航空会社も多くあるので事前に確認することをお勧めします。事前にチェックインしておくと当日スムーズに出国手続きができます。

①搭乗手続き
利用する飛行機の便名・時間を案内板で、チェック(搭乗手続き)している場所を確認します。カウンターへ行きチェックインと手荷物でない荷物を預けます。(事前にwebチェックインを利用しチェックイン済みの方は荷物を預けるだけです)

②手荷物検査
機内持ち込みの荷物検査、ボディチェックがあります。機内持ち込み禁止物や液体類については規制があるので注意が必要です。時間によっては混み合う場合があるので余裕をもって行きましょう。

③出国審査
出国審査のカウンターへ行き、審査官にパスポート、搭乗券を提示します。本人であることが確認されたら、パスポートに出国スタンプが押され返却されます。

④搭乗
飛行機の離陸予定時間30分前に搭乗が始まります。乗り遅れないようにしっかりと時間に余裕をもって行動しましょう

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