基本情報

国名

◆日本語表記:ボスニア・ヘルツェゴビナ
◆正式名称:ボスニア語・クロアチア語で Bosna i Hercegovina(ボスナ・イ・ヘルツェゴヴィナ)
◆公式英語表記:Bosnia and Herzegovina
◆首都:サラエヴォ

ボスニアの概要

国名ボスニア・ヘルツェゴビナ
首都サラエヴォ
面積51,129km2
人口3,767,000人
言語公用語はボスニア語、クロアチア語、セルビア語
通貨兌換マルク(BAM)
宗教ボシュニャク人の多くはイスラム教、クロアチア人の多くはローマ・カトリック、セルビア人の多くは正教会

ボスニアの祝祭日

1月1日2日元日移動祝祭日セルビア正教の復活祭の翌月曜日
1月6日セルビア正教のクリスマス・イヴ5月1日メーデー
1月7日セルビア正教のクリスマス5月9日ファシズムに対する勝利の日
1月9日共和国の日6月28日聖ヴィトフの日
1月14日セルビア正教の正月移動祝祭日ラマダン明けの祭り
3月1日独立記念日移動祝祭日犠牲祭
移動祝祭日カトリックの聖金曜日11月1日万聖節
移動祝祭日カトリックの復活祭11月21日デイトンの合意の日
移動祝祭日カトリックの復活祭の翌月曜日11月25日国家の日
移動祝祭日セルビア正教の復活祭12月25日カトリックのクリスマス


気候・時差

ボスニアの気候は北部・ボスニアのサヴァ川流域を中心に大陸性気候、南部・ヘルツェゴビナのネレドバ川河口部が地中海性気候となっています。ボスニアは概して温暖だが冬は非常に寒く、一方のヘルツェゴビナ(特に石灰岩地帯)は10月~1月の冬場にかけて雨が多く夏が非常に暑くなります。冬は平均0度前後で首都サラエボでも50㎝以上の積雪があることもあります。

ボスニア旅行のベストシーズンは比較的気温が温暖な5〜8月と言われています。

■サラエボ・東京の平均気温比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
サラエボ(℃)-0.91.55.19.414.117.018.918.515.110.45.30.3
東京(℃)5.56.212.115.219.822.927.329.225.219.813.58.3

■サラエボ・東京の平均降水量比較■

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
サラエボ(mm)71.467.070.373.681.791.080.270.770.377.394.284.7
東京(mm)48.660.2114.5130.3128164.9161.5155.1208.5163.192.539.6


【時差】
ボスニアと日本の時差は8時間です
日本時間マイナス8時間(UTC+1)ですのでボスニアが正午のとき、日本は午後8時になります。
サマータイム(4-10月)時は日本との時差は7時間で日本時間マイナス7時間となります。

時差早見表 (UTC +1)

日本の時刻01234567891011121314151617181920212223
現地の時刻16171819202122230123456789101112131415


治安

ボスニアはあまり治安の良い国ではありません。観光客を狙った犯罪も発生していますので十分な注意・防犯対策が必要です。日本の外務省が公開しているボスニアの治安情報を確認し、危険な地域には絶対に近寄らないようにしましょう。

※治安状況は常に変化していますので、出発の前に最新の現地状況をボスニア大使館や外務省海外安全ホームページで安全情報や注意事項等を必ず確認しましょう。


通貨・両替・チップ・税金

通貨・両替・チップ・税金

【通貨】
通貨単位はコンベルティビルナ・マルカ、補助通貨単位はフェニングFening(複数形は複数形はフェニンガFeninga)。
紙幣の種類は200KM、100KM、50KM、20KM、10KMの5種類
硬貨の種類はの5KM、2KM、1KM、50feninga、20feninga、10feninga、5feningaの7類
※2014年10月16日現在1KMが約70円

【両替】
空港や両替所で現地のお金に両替することができます。サラエボの駅周辺やバスターミナルに両替所があります。

【チップ】
高級レストランでサービスに満足したときには、料金の10%程度渡すのが良いでしょう。

税金

ボスニアではほとんどの商品にDPVが17%がかけられています。
ただし、ボスニアでは、旅行者に対する払い戻し制度ありません。

電気・通信事情

電圧

日本での電圧は100ⅤでプラグはAタイプですが、ボスニアの電圧230V、周波数は50Hz、プラグはCタイプですので気を付けましょう。
日本製の100Ⅴのものを使う場合には変換プラグ・変圧器が必要な場合があります。電圧と消費電力は取扱説明書や製品本体に表示されています。「全世界対応タイプ100V~240V」の製品でしたら変換プラグを使うだけでそのまま使用できますが、「日本対応タイプ100V」の製品の場合は変換プラグ・変圧器の両方が必要となります。
日本の製品をボスニアで使う予定のある方は事前に確認して行きましょう。

変換プラグ

日本の電気製品を海外で使用するために、電源プラグ形状を変換するためのアダプターです。使いたい電化製品が全世界対応タイプ100V~240Vタイプのものでしたらこの変換プラグに差し込みそのまま使用できます。この変換プラグは日本の家電量販店や空港などで200円~500円と手頃な価格で購入できます。旅行前に1つは用意しておくとよいでしょう。また、旅行にたくさん行かれる方は約2000円程で手に入る、どこの国のプラグにも対応可能なマルチタイプの変換プラグがおすすめです。

変圧器

変圧器とは使用する電化製品の電圧を海外の電源電圧に変更するものです。例えば日本の製品をボスニアで使う場合この変圧器を通して使えば日本の製品100Vのものをボスニアの電源電圧230Vに変換してくれます。
消費電力の小さい電化製品なら旅行用の変圧器(約3000円~)で使用することができますが、消費電力の大きい電化製品(ドライヤーなど)は旅行用の小さな変圧器では使用できません。ホテルで変圧器を貸し出しているホテルも一部ありますので出発前に確認していくことをおすすめします。

インターネット

首都サラエボの町中ではインターネットカフェを見つけることができます。パソコンが日本語対応していない場合がありますので利用する前に確認すると良いでしょう。
ネットカフェを利用する場合はパスワードなど個人情報が残らないように注意しましょう!

電話・郵便

電話

★電話のかけ方【ボスニア→日本】
国際識別番号は「00」、日本の国番号は「81」です

・03-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-3-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手 
の番号※)
※市外局番の最初の「0」は不要です。エラーになる場合があるのでご注意ください。

・携帯電話090-1234-5678へ電話をかける場合
00-81-90-1234-5678
(国際識別番号+日本の国番号81+相手の番号※)
※こちらも同様で携帯番号の最初の0は不要です。

★電話のかけ方【日本→ボスニア】
利用する電話会社や電話の種類(固定電話、IP電話、携帯電話)で番号が異なります。事前に確認が必要です。
利用している電話会社のウェブサイトで確認できます。

・例)KDDI(001)からボスニア02-1234-5678へ電話する場合(※ボスニアの国番号は「387」です)
001-010-387-2-1234-5678
(利用する電話会社のアクセスコード+国際通話識別番号+ボスニアの国番号387+相手の番号※)
※ボスニアからかける場合と同様、電話番号の最初の「0」は不要

郵便

ボスニア・ヘルツェゴヴィナでは郵便制度は統一していません。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナ連邦ではBHポシュタBH Posta
セルビア人共和国ではポシュテ・スルプスケPoste Srpske
クロアチア人地域では、フルヴァツカ・ポシュタHrvatska Postaとなっています。

【郵便料金】
・連邦からはハガキが1.50KM、20gまでの封書は1.90KM
・セルビア人共和国からはハガキ、20gまでの封書ともに2.30KM
※日本まで約7-10日で到着します。

入出国

ビザ・パスポート

・ビザ:ボスニアに3か月以内までの観光目的の滞在ならビザは必要ありません
・パスポート:ボスニア入国の際に滞在日数以上の残存有効期間が必要です。出発前に必ず確認しましょう。

※ビザ・パスポート等の情報は予告なく変更されることがございます。
必ず大使館、領事館または旅行会社でご確認ください。

【ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館 Embassy of Republic of Bosnia and Herzegovina】
住所:〒102-0085 東京都千代田区六番町3-4
電話:03-3556-4151

入国手続き

日本からボスニアへの直行便はありませんので、ウィーン、フランクフルトなどで乗り継いでボスニアに行きます。
日本からボスニアまで日本を午前中に出発すれば同日中にボスニアに到着できます。(所要時間は経由国によって異なります)

【ボスニアへの入国】
①入国審査
イミグレーションカウンターでパスポートを入国審査官に提示して入国スタンプを押してもらいましょう。

②荷物の受け取り
搭乗した便名が表示されているレーンへ行き荷物を受け取りましょう。スーツケースは似たデザインのものが多いので取り間違えに注意しましょう。スーツケースにはネームタグをつけ、目印をつけておくのもよいでしょう。
もし荷物が見つからない場合や破損していた場合、荷物預り証を持って係員に相談しましょう。

③税関申告(必要がある場合のみ)
税関申告が必要な方は赤色のサインが出ている税関カウンターへ向かいます。酒やタバコの免税範囲を超えている場合は、申告が必要です。申告するものがある場合は、検査台へ進み検査を受けます。
申告するものがない場合は緑色のサインが出ている出口へと向かいましょう。

出国手続き

【出国準備】
個人で旅行の方は、出発の72時間前までに帰国便の確認をしましょう。再確認が必要でない航空会社もあるので事前に旅行会社または航空会社に確認しておくとよいでしょう。
また、搭乗便出発の48時間~1時間前(航空会社によって違いあり)からインターネットでチェックインができるサービスを行っている航空会社も多くあるので事前に確認することをお勧めします。事前にチェックインしておくと当日スムーズに出国手続きができます。

①搭乗手続き
利用する飛行機の便名・時間を案内板で、チェック(搭乗手続き)している場所を確認します。カウンターへ行きチェックインと手荷物でない荷物を預けます。(事前にwebチェックインを利用しチェックイン済みの方は荷物を預けるだけです)

②手荷物検査
機内持ち込みの荷物検査、ボディチェックがあります。機内持ち込み禁止物や液体類については規制があるので注意が必要です。時間によっては混み合う場合があるので余裕をもって行きましょう。

③出国審査
出国審査のカウンターへ行き、審査官にパスポート、搭乗券を提示します。本人であることが確認されたら、パスポートに出国スタンプが押され返却されます。

④搭乗
飛行機の離陸予定時間30分前に搭乗が始まります。乗り遅れないようにしっかりと時間に余裕をもって行動しましょう

交通機関

●市内交通
ボスニア市内を移動するにはトラム(路面電車)、トロリーバス、バスを利用します。交通機関はだいたい5時から23時30分まで運行しています。チケットは各駅に隣接するキオスク、または車内で運転手から購入し乗車の際には、車内の機械でチケットにプリント処理をします。頻繁に検札があり、チケットを所持していても、この処理を怠った場合には罰金が課せられる場合がありますので注意しましょう。

●タクシー
タクシー乗り場は市内各所にあり、市内中心部では、流しのタクシーも簡単に見つけることができます。料金はメーター制が基本です。

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