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ホーム > タイ料理を食べ尽くそう!
タイは観光立国として有名ですが、世界3大スープのうちの1つがタイ料理であるグルメ王国だと言うことを忘れないで下さい。中国のふかひれスープ、フランスのブイヤベースに並び評されるタイのトムヤムクン、プリプリの海老と日本では高級食材であるフクロダケの食感を楽しむ甘くて辛くて酸っぱ~い、日本には無いエスニックな味のお料理です。王様が居る国には必ず美味しいものがあるという伝説はまさにタイのためにあるようなもの、しかもお手頃な料金でこれらを楽しめるのですから、好き嫌いはさておき、タイグルメを存分に味わってください。
6時間を越す長旅、テンションが上がっているため気付かないこともあるとは思いますが、結構体力を消費してしまっています。残念ながらタイは日本と比べれば衛生観念に関しては低いと言わざるを得ません。このため健康な状態であれば身体の免疫がバクテリアや細菌などを迎え撃ってくれますが、弱った状態ではこの免疫が十分機能せず、思わぬ体調不良を起こしてしまうことがあります。同じものを一緒に食べたのに体調を崩す人もいれば全然平気な人もいるのはずばり「体力」の差です。日本で激務をこなしてお疲れ気味の方、軽い風邪などを引いて少し体調に不安のある方、是非この後を読んで参考にしてください。
タイに到着して最初に食べるタイ料理、この選択が最も大事です。人間の身体と言うのは栄養価の高いものをしっかり食べて休息をとれば半日でもかなり回復するものです。そこで最初に食べるタイ料理として最も適しているのはずばりタイスキ。タイスキは野菜やお肉、魚介類を熱々のお鍋で頂く料理。バランスは勿論、衛生的にも消化という点においても最適です。ただしタレには結構唐辛子が含まれていますので、慣れていない方はダシ汁で薄めてからお召し上がり頂くと良いでしょう。
早朝便でバンコクに到着、昼まで持たないという方、出来るだけコンビニなどで売っているパンやサンドウィッチなどで空腹を繋ぎ、お昼まで待ってタイスキを食べて下さい。
タイには日本と同じく屋台文化があります。道を歩いているとどこからともなく漂ってくる胃袋を刺激する匂い、鶏のモモを焼いたガイヤーンや豚肉を焼き鳥のように焼いたムーピン、湯気が上がるタイ風ラーメンのバーミーなど沢山の屋台料理があります。これらのように加熱処理されたものはほぼ安心して召し上がって頂けますが、焼きものに関しては出来れば再度火の上において再加熱してからお召し上がり下さい。表面に付着した埃や細菌も再度の加熱処理でバッチリ! 安全に頂くことが出来ます。
そして注意しなければならないのはカオマンガイというお料理。カオマンガイは茹でた鶏肉をその茹で汁で炊いたご飯と一緒に頂く料理ですが、大抵のお店の場合調理するのは朝、このため昼までに召し上がって頂くのは問題ありませんが、午後遅い時間となると少し痛んでいる可能性があります。鶏肉そのものというよりも鶏スープで炊いたご飯が腐りやすい傾向にあります。カオマンガイは出来ればお昼までにお召し上がり下さい。
商品を選んで炭火の上におけば焼きなおしてもらえます。
カオマンガイはお昼までに食べるほうが無難です。
タイはシーフード料理が手軽に食べられる場所柄。その中でも特に有名なのがソンブーンというお店のプーパッポンカリーという料理。大きなカニがココナッツミルクとカレー粉で味付けされ卵と絡まって絶妙の按配で調理される名物料理です。これを食べにタイに来るという人もいるほどの人気メニューですが、これにも実は2種類あって見た目も豪快な殻付と、カニ肉だけを調理したものがあります。
オーダーする時に「ヌアプー」と言えばカニ肉だけのものが出て来て、手を汚すことなく全部食べられます。
勿論プーパッポンカリーもシーフードのジャンルに入りますが、それ以外にも海老やカニ料理は沢山あります。特に美味しいのが海老、煮て良し、焼いて良し、蒸して良しとどんな調理方法でも美味しく頂けます。生簀があるような鮮度の良いお店の海老ならば、茹で海老か焼き海老をお勧めします。タイ後で蒸すは「ヌン」、焼くは「パオ」、大き目の手長海老ならば焼きがお勧め、小さめの海老ならば蒸しをお勧めします、どちらもプリプリした食感と海老の身本来が持つ甘さを堪能出来る食べ方です。
プリプリした食感と海老味噌まで楽しめます。
海老も好きだしカニも好きという方、是非食べてみて頂きたいのがシャコ、タイ後で「ガン」と言います。大きさは日本のシャコが15cm位なのに対し、大きなものは30cm近いものもあります。見た目はとってもグロテスクなんですが、味は海老とカニを足して2で割ったような味。身はとっても甘く、プリプリしています。ただし雄と雌があって雌はお腹に卵を抱えているのですが、これが超美味、濃厚な卵の味を楽しめます。調理方法はニンニクで揚げるのを勧めるお店が多いようですが、クールのお勧めは蒸し。何も損なうことなく、シャコ本来の味が楽しめます。
漁獲量が減って年々お値段が上がっているようですので、早めに食べてみて下さい。
見た目はとってもグロテスクですが味のほうはなかなかのもの!
タイにはかなり広い面積の中華街があるくらい、昔から沢山の華僑が住んでいました。このためバンコク市内には中華料理の美味しいお店が沢山あります。折角のタイ旅行、出来れば少し奮発して美味しい中華料理をご堪能下さい。その中でもお勧めは、3人以上いれば子豚の丸焼き、北京ダックと同じく子豚を丸ごとローストして皮の部分だけを頂くお料理です。パリっとした皮と内側に薄く着いた脂肪が絶妙の味を演出、食べ方も北京ダックと同じく甘いタレを着けて餅皮と一緒に頂きます。ただしお店によっては要予約の場合もありますので、事前に調べておく方がベターです。
コラーゲンたっぷりのフカヒレは美容食としても優れていて、本場の香港ならば1万円以上するものが半額程度で食べることが出来ます。世界3大スープのうちの二つを一緒に食べる、とっても贅沢で楽しいことですね。
タイに来たからには是非試して頂きたい名物調理がもう1つあります。若いパパイヤを千切りにして、甘くて辛い味付けをしたパパイヤサラダ、ソムタムです。シャキシャキした食感に甘辛いタレが染み込んだタイ独特の味で、タイ人でこれを嫌いという人に出会ったことがないくらい、広く食される料理です。屋台でも頻繁に売られていますが、これにはご注意下さい。出来ればレストランかフードコートで食べることをお勧めします。理由は食材と作り方にあります。タイ人が好むのは沢蟹を加えたソムタムプー、炎天下の屋台で冷蔵庫も無い状態で置かれた沢蟹は危険度100%、とても痛みやすいので、タイ人でも食後に体調不良を訴える人は少なくありません。
屋台ではこのグロックをいちいち洗ったりせず、次から次へと新しい具材を入れて次のオーダーに対応します。このため前の人が頼んだソムタムの残りが新たに頼んだソムタムに混じる可能性が高く、前にソムタムプーを頼んだ人がいれば、その後数個のオーダーにはこのソムタムプーの水分が必ず混じっているからです。レストランやフードコートではソムタムプー用とそれ以外のソムタムでグロックを分けていることが多いので比較的安全という訳です。