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日本の運転免許証は、基本的に日本国内でのみしか自動車を運転することができません。
海外で自動車を運転するためには、国際免許証を取得する必要があります。
※日本が発給する国際免許証は、道路交通法上「国外運転免許証」と規定されています。
では、この国際免許について簡単にご紹介しましょう。
国際免許証とは、日本が加盟しているジュネーブ条約に基づいて各都道府県の公安委員会が発行するもので、条約の加盟国がそれぞれの国で発行された国際免許証を認め合うものです。
国際免許証の有効期限は、1年です。何度も海外で運転をする場合は、この有効期限内かどうか確かめる必要があります。1年以上海外で滞在される方は、日本の運転免許証をその国の免許に切り替えるか、試験を受けてその国の免許を取得する必要があります。
このため国内免許の有効期限が1年未満の場合には国際免許証の発行を受けることができません。(※1年以上の海外滞在期間中に国内の免許期限が切れる場合)
ただし、こういった場合の特例措置として、通常の免許更新手続き期間以外にも免許の更新を行うことができます。
国際免許証の申請を受け付ける窓口は、各都道府県警察署の運転免許課や運転免許センター、運転免許試験場などです。警察署で発行を受ける場合には、発行に2週間程度かかる場合がありますので、注意してください。
詳しくは、国外運転免許証の取得方法をご覧ください。
※都道府県ごとに違いがありますので、最寄りの運転免許センター、警察署に問い合わせてください。
※日本の免許証を所持していれば、日本人・外国人を問わず通常の手続きで国際免許証の発行が可能です。
アメリカは世界最大の自動車王国です。日本の 25 倍という広大な国土で、自動車はフォードの 大量生産が始まって以来、生活に必要不可欠な移動手段となって来ました。また、ガソリン価格の 高騰、地球温暖化問題などから燃費効率の良い中型、小型車や ECO カーが増えてきたといっても、 まだまだ大型の SUV(スポーツ用多目的車)やピックアップ(小型)トラックの人気も捨てたも のではありません。過去 27 年で最低だった昨年でさえ、1040 万台(ピークの 1700 万台の 40%減) の乗用車販売数のうち、50%強は SUV と小型トラックが占めているのです。その理由は、荷物車 を牽引したり、道路のないようなところへも入って行けることにあるのでしょうが、さらに大きさ と頑丈さの点から、安心して運転ができるとも考えられているようです。また、アメリカでは自動 車と毎日の生活は切っても切り離せないものとなっているため、ドライバーには女性やシニアも多 く、また 10 年、20 年物の古い自動車も数多く走っています。
貨物輸送には長距離トラックが多く使われますが、長い荷台、2 つの荷台の連結など日本では見 られない大型タイプがあり、一方、乗客をもてなすためのストレッチリムジンもあります。これは 高級車を前後二つにカットして間に対面座席を継ぎ足した長―い豪華車両です。また、郵便局の小 型配達車はアメリカで唯一右ハンドルに作られ、座席から降りずに道路脇のポストに郵便物を配達 することができるようになっています。 マンハッタンなど大都市中心部を除き、ほとんどの人々が一人で車を使って通勤し、移動し、生活 し、また用途に応じて考えられたユニークな車が走りあっているそれが車社会のアメリカです。
アメリカでの車の運転には、左ハンドル、右側通行という日本との大きな 2 つの違いがあります。 また、ほとんどの州では(赤信号)右折不可の標識が無い限り、赤信号右折可となっています。た だ、NY マンハッタン地域は 全域がそうであるため標識はありません。これはマンハッタンを運転 する人すべてが知っておかなければならない交通法規です。 日本での運転歴がある人は、信号で一番前に止まって左右に曲がるときには、つい左側車線に入り そうになってしまいますので要注意です。また、左右ターンのシグナルレバーが日本と逆の左側に ついていますので、ターンシグナルの積りでついワイパーを動かしてしまいます。慣れるまでは右 側通行、シグナルレバー左の注意書きを運転席正面のどこかに貼り付けておくことも効果がありま す。
また、アメリカでは常に歩行者優先で運転してください。歩行者が交差点を横断する場合、完全 に渡りきるまで待つ、またジェイウオークと言って、信号がないところを横断している歩行者に対 してさえもストップする車が多いようです。また、一般的にホーンはあまり鳴らさない習慣で、安 全の為の注意を促す以外、歩行者に対して鳴らすことはほとんどありません。なお、パトカー、消 防車、救急車がサイレンを鳴らし、点灯して走ってくるときは、車線を開けて、路肩に一時停止し、 走行を妨げないようにしてください。
車両を保有するならば、車両検査に関する法律は安全性の確認と排気ガス規制がありますが、一 部の州(カリフォルニア、イリノイ州など)では排気ガス規制だけです。一方、乗員の安全に関し ては、シートベルト着用、チャイルドシートの使用、子供の座席指定、運転中の携帯電話の使用方 法等々、非常に詳細な法律が定められ、違反に対する罰金も厳しく科せられます。車両検査、安全 運転いずれについても州毎に詳細が異なり、また適時、変更もされていますので、DMV や DMV のウエブサイトから最新の情報入手することをお勧めします。ただ、アメリカでは子供を残したま ま車を離れる事は、子供の虐待という犯罪と見なされますので注意してください。
インターステート(州間)高速道路は、例えば東海岸を縦断する I-95 や西海岸を縦断する I-5 の ように、I-XXX(番号)と呼ばれ、全国のほとんどで無料です。またトールウェイやトールロード は有料道路で、東部に多いのですが、全国的にも見受けられます。有料には 2 通りがあり、区間毎 の料金所で数十セントや数ドル程度を支払い、コインがあれば、自動ゲートのバスケットに放り込 んでゲートが開くものと、申し込みによって登録された車だけがトランスポンダー(有料区間感知 センサー)により通行できるタイプがあります。このトランスポンダーは一般的に I-パスと呼ばれ、 使用者は通行料金を前払いすることとなっています。
高速道路の最高制限速度は 55 マイルから 80 マイルまで、各州が区間毎に決定し、多くは 65-70 マイル(105-110 キロ)のようです。車の流れに沿った 5-10 マイルのスピードオーバーが実際に検 挙されるケースはほとんどありませんが、制限速度をできるだけ遵守してください。都市部には出 入口が多く、間隔も短いようです。また出口表示板には、3つ、4つ先までの出口が表示されてい ます。降りる出口名が一番下に出てきたら、外側車線に移り始めるのが良いでしょう。実線手前の 短い破線は出口、または接続する高速ルートへの専用レーンの指示ですので、注意してください。 もし出口に気づくのが遅くなった場合、車線をあわてて変更するのは危険なので、次の出口まで行 き過ぎて戻ってくることをお勧めします。一般的には高速道路への出入口は近接しており、通り過 ぎた出口へ戻れます。
また、通勤時の混雑が多い部分でカープールレーン、またはHOV(複数乗車車両)レーンと呼 ばれる 2 名以上乗車の車が走れる優先レーンが設けられている個所があります。これらのレーンは バイクも走行でき、カリフォルニア州では州発行のスティッカーを貼付したエコカーにも走行が許 可されています。またこれらレーンへの出入り区間は限定されており、一般には白い破線で指示さ れています。一人乗りや規定に満たない乗員数での走行は違反として多額の罰金が課せられます。 カープールサインには何人の乗車が必要かだけでなく、その条件の設定された週日や時間があれば それも表示していますので注意してください。
高速道路は流れが日本よりもずっと早いことに加え、入口からの合流レーン(入口ランプ)が短 く、短距離でのスピードアップが必要な場合もあります。出入り時には特に注意して運転するよう にしてください。
特に高速道路では非常に多くの事故が発生していますが、通報後の警察、救急車の到着、事故車 の撤去と現場確認も非常に早く、交通渋滞をできるだけ速やかに解消するようになっています。警 察はドライバーの免許、保険、車両関連の書類、また飲酒等の違反の有無を確認し、ドライバーの 証言を取ります。ドライバーは、事故が自らの責任であろうとなかろうと、それぞれの保険会社に 事故報告を行い、あとは保険会社がすべての処理を行いますので、ドライバー同士が直接にコンタ クトすることはありません。また事故の目撃者の証言は非常に重要ですので、目撃者があれば、コ ンタクトを聞いておき、警察に報告すべきです。その後、1-2 週間ほどで警察から事故レポート が発行されますが、有利な目撃者証言が記載されているかどうかがその後の保険会社同士の交渉に 大きなポイントとなります。また、被害者が被害内容の弁済を加害者に請求する場合には、成功報 酬ベースで事故専門の弁護士に依頼し、数か月から 1 年間ほどかけて交渉が続くのが一般的です。
アメリカでは許可を受ければ銃器の携帯が認められるだけでなく、不法に所持する者がいるため、 警官は交通違反に対する尋問時でも常に最悪の事態を警戒しています。そのため、パトカーに止め られた場合、座ったまま車から出ないで警官が来てからの指示を待つこと、また、何かを取りだす ような不審な動きをしないことは、身の安全上重要で、警官の指示に素直に従うことが必要です。 違反内容をドライバーと確認してチケットを発行するのは、その警官の観察と判断に委ねられてい るので、違反事実を認めながらも、その行動について適切な説明を行う事ができれば、警告に留ま る事もあるかもしれません。
交通法規を遵守した運転が常に必要とされるのは、安全のためは勿論のことですが、また、同時 に高額の罰金、ポイント制、トラフィックスクール(交通教室)受講など交通違反に伴う厳しい罰則 によって日常生活に支障をきたすことを避けるためでもあります。特に、DUI(飲酒運転・薬物運 転)に対しては裁判出頭による高額の罰金だけでなく、免許停止、数カ月間のトラフィックスクー ルや長年に及ぶ執行猶予期間などの厳罰に処せられ、違反した本人だけでなく家族も含めた生活に 大きな負担となります。また、一般的な交通違反だけでなく、車線を頻繁に変更する、突然にスピ ードを上げるなども危険走行として違反扱いされますので注意してください。