マケドニア~Macedonia

バルカンに位置する旧ユーゴスラビアの内陸国マケドニア
ユーゴスラビア連邦の構成国の1つで、南はギリシャ、東はブルガリア、西はアルバニア、北はセルビアおよびコソボと隣接しています。人口は約200万人ととても小さな国です。
マケドニア共和国は、地理的にはマケドニアと呼ばれてきた地域の北西部にあり、マケドニア共和国はマケドニア地域全体の約4割を占めています。残りの約5割はギリシャに、約1割はブルガリアに属しています。
マケドニアの南西にはプレスパ湖とオフリド湖の二つの大きい湖があります。オフリド湖は294メートルの深さでバルカン半島の最深の湖として有名です。また、多くの山脈もあり、冬のリゾート地としても人気です。

★☆おすすめエリア・見どころ☆★

スコピエ~

マケドニア共和国の首都であり、最大の都市「スコピエ」
ベオグラードとアテネのほぼ中間に位置し、マケドニア共和国の全人口の3分の1はスコピエで暮らしています。古代ローマ期はスクウピ(Scupi)と呼ばれており、この名称がスコピエのもとなりました。
スコピエはローマ帝国やオスマン帝国などの国に支配されたこともあり、スコピエには西洋とイスラムの雰囲気が漂っていす。972年から992年の間は第一次ブルガリア帝国の首都が置かれ、その後1346年から1371年の間はセルビア帝国の首都が置かれていました。その後、マケドニア共和国が1991年にはユーゴスラビアから独立し、スコピエはマケドニア共和国の首都になりました。
長い歴史があるにもかかわらず、1963 年に大地震によって 75 % の建物が破壊されたため、非常に近代的な都市になっているスコピエ。古くからキリスト教徒とイスラム教徒が共存しており、バルカン半島諸国で最大規模の市場、オールドバザールでは、今も両教徒が行き交う魅力あふれる都市です。

【マケドニア広場】
マケドニア広場はマケドニアの首都スコピエの中心広場で鉄道駅から徒歩15分の所に位置しています。ユーゴスラビアからの独立が初代大統領により宣言された場所として有名です。

【城壁】
スコピエ城塞はバルダル川の北岸、旧市街のスタラチャルシヤを見下ろす小高い丘の上に位置している城塞跡です。11世紀頃い建造されたものとされており、城壁からはスコピエの町が一望できる人気観光スポットになっています。この城塞はカメンモストとともにスコピエの象徴とされており、市旗にも描かれています。

【ムスタファ・パシナ・ジャーミヤ】
ムスタファ・パシナ・ジャーミヤはスコピエ旧市街のスコピエ城砦の東側を下りた場所に位置しているモスクです。オスマン帝国に支配されて間もない15世紀末に、セリム1世に仕えた宰相ムスタファ=パシャにより建造されました。外観は曲線を利用した壁面やドームがとても美しく、マケドニアで最も美しいイスラム建築と言われています。

【マザー・テレサ記念館】
2009年のオープンで、マザー・テレサに関する展示をしている博物館。展示は2階で、3階は礼拝堂になっています。彼女はスコピエの生まれで、18歳のときにスコピエを離れ、アイルランド系の修道会であるロレト修道女会に入って、カルカッタへ赴任しました。1979年にノーベル平和賞を受賞、1981年4月22日に来日しています。

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