ソレントの中心部に、14世紀、町の貴族たちが集会を開くために造られた建物が残っている。元々Domus Novae(ドムス・ノヴァ 新しい人たちの家屋)と呼ばれていたが、それが変化しDominova(ドミノーヴァ)となった。内部の装飾には劣化も見られるが、建物自体はほぼオリジナルの形で残っている。当初は、2方向が通りに面したオープン空間だったが、現在はサン・チェーザレ通り側のみオープンになっている。
室内奥のフレスコ画は、18世紀に描かれたもの。遠近法を駆使し奥行きがあるように見せる騙し絵、トロンプイユだ。天使たちの中央に掲げられているのは、ソレントの紋章。またクーポラの内側には、この会に所属していた貴族たちの紋章が描かれていた。
クーポラの外観は、マヨルカ焼きのタイル。緑と黄色で魚のうろこを現している。
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