海洋共和国としてひと時代を築いた町、アマルフィ。そのアマルフィの観光は、このドゥオーモから。
元々この場所には、2つの聖堂があった。13世紀初期、その2つの聖堂を抱え込む形で、5廊式の大聖堂が作られた。さらに16世紀、18世紀にも大規模な改修が行われ、現在の姿に。
ファサードは19世紀、強風により崩れたファサードを新ゴシック様式に改修したもの。コンスタンティノープルで1065年に鋳造されたブロンズの扉がつけられている。王国の財力を物語る、当時の遺産だ。
この大聖堂には、町の守護聖人、聖アンドレアが奉られており、地下のクリプトには聖人の遺骸が収められている。このクリプトは、大理石の装飾が見事。ぜひ見学したい場所のひとつだ。またこの場所にあった聖堂の面影を残すのが、左翼廊にある“クローチフィッソの礼拝堂”。きれいに修復されてはいるが、柱や壁画、モザイクの一部などが残されている。
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