ホーム > イタリア中部の楽しみ方一覧へ > サンマリノの楽しい1日観光ガイド
イタリア中部に位置するサンマリノは標高約800mのティターノ山にある。その歴史が残した中世の街並みは世界中からの観光客を魅了している。城壁へと続くカーヴの途中にある、たくさんのお土産やさんや素晴しいパノラマの光景に立ち止まったり、ジェラートを食べたりしながら、街の所々に出くわす急な坂道も楽しく歩けるだろう。カーブの地点で見えるモンテフェルトロの緩やかな丘と遠くブルーに光るアドリア海の光景はさらに心を癒してくれる。市の醍醐味である3つの塔めぐりは、かつて国の防衛役割を果たしていた城塞である。その歴史を併設されている古武器博物館などを訪問しながらすみずみまで追ってみよう。
http://www.italy360.it/san-marino/passo-delle-streghe.html
13世紀に建築されたサンマリノの玄関口。小さなアーチ型の門をくぐると、もうそこは中世の世界。右手にある”拷問博物館”が最初の観光スポット。その中で旅行者を歓迎しているものは・・・!?
急坂のバジリチュス通り、その先のエウジッポ通りまで前進しよう。左手には国立現代美術館、そしてその向かいに深い堀のバレストリエリ(石弓競技者)の濠がある。国の独立記念日(9月3日)には市内パレードと石弓大会がここで開催される。この小さな武器がかつて国を守ってきたサンマリノの大切な伝統イヴェント。
バレストリエリ濠先のカーヴからはロマーニャ州一体と遠く青く輝くアドリア海が眺められる展望台があるので、ここでパノラマを楽しみ一息つこう。右手にあるロープウェイは市とボルゴ・マッジョーレ市を行き交いしている。その手前のピアネッロ通りを進むといよいよリベルタ広場に面した政庁舎にたどりつく。ここからのパノラマも素晴しく、左手に見えるモンテフェルトロのなだらかな山並みは時を忘れさせる光景だ。広場の中心に建っている聖マリーノ像をバックに記念写真を撮ったら近くのバールのテラスでカフェを一杯。
リベルタ広場に面したレストラン後方の通りのコッレージョ坂道をさらに行くと、通りのカーヴ地点に真っ白な聖堂が見えてくる。市のドゥオモともいえる聖マリーノに捧げた聖堂。ここからロッカ坂道(Salita alla Rocca)へと次第に坂がきつくなるので、途中にあるお店を覘きながらゆっくりと第一の塔を目指そう。
いよいよ3つの塔の第一の塔に入る。右手の小さな礼拝堂を訪問しながら、塔の上階へ行こう。360°のパノラマを満喫したら塔内にある刑務所として使用された独房を後に、塔外沿いの右手に延びる第二の塔へ続くストレーゲ小道(Passo delle Streghe)を進もう。
第一の塔からのストレーゲ小道をさらにゆくと左手に第二の塔が現れる。晴れの日は見通しがよく、霧の出る日はさらに中世の城塞のムードが醸し出す。塔内には古武器博物館が併設してあり、普段では目にかかれない実際使用された武器が展示されている。またトイレ休憩が必要な人はここで利用しよう。
第二の塔からさらに進むと第三の塔モンターレに到着。他の塔に比べて小さめだが、カーヴ点に建っている有利な位置を利用して国の防衛監視に大きな役割をしていた。ここから右手の自然公園に沿って散策をしながら中心地へ戻る。
主な観光を終えて中心地の素敵なレストランでさっそくランチをどうぞ。眺めのよいレストランで是非地元ロマーニャ州料理や郷土料理を味わいたい。坂道を上がり下がりする体力の残っている人はじっくりと探し回ろう。ランチの後はこのゾーンから密集し始める、楽しいお土産やさんなどのショッピングで一日を締めくくろう。
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