旧市街のキリスト教地区で必見のスポットといえば聖墳墓教会。
ここは、イエスが十字架に架けられ処刑されたゴルゴダの丘とイエスの遺体が埋葬された墓があり、、ヴィア・ドロローサの終点ともなっている歴史の物語そのものの場所。
最初にここに教会を建てたのは、ローマ帝国で初めてキリスト教を公認した皇帝、コンスタンティヌス帝の母であるヘレナ。
熱心なキリスト教徒でもある彼女はイエスが十字架で処刑されたゴルゴダの丘を特定する目的で聖地エルサレムへ巡礼の旅に出ました。
そして326年に聖地エルサレムにやってきた一行は、この地をゴルゴダの丘だと認定し、聖堂を建てたました。
その後、戦火による破壊の歴史を経て、十字軍時代の1099年に現在の基礎ができました。現在の教会は1808年の火事で大破した後、再建されたものです。
興味深いのは教会内がローマカトリック、コプト、アルメニアなど各宗派ごとに区分けされ、それぞれが管理しているところ。
各派が門の所有権を争っているため、毎朝門を開けるのはアラブの少年だという。
あまりにも有名、そして重要なこのスポットは絶えず多くの観光客や巡礼者であふれている。
■開場時間:夏季5:00~21:00、冬季4:00~19:00
■無休
■入場:無料
イエスが息を引き取った場所。十字架にかけられたイエスが煌びやかな装飾とともに祀られている。
イエスの墓のある聖堂。天井の高い空間には、賛美歌がこだまする。
ゴルゴダの聖堂北側の階段を下りるとイエスが息を引き取った後、十字架から降ろされ、その亡骸に香油を塗られた石板がある。
今でも香油が塗られ、大勢の人が祈りを捧げている。
Photos by Jorge Lascar http://www.flickr.com/photos/jlascar/, israeltourism http://www.flickr.com/photos/visitisrael/, JML78 http://www.flickr.com/photos/jml78/, RonAlmog http://www.flickr.com/photos/ronalmog/, yng883 http://www.flickr.com/photos/lyng883/
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