バルセロナといえばモデルニスモ建築が思い浮かびますが、近代建築も意外とあるんです。その代表的な例が、トーレ・アグバール(Torre Agbar)です。これは水道会社のビルで、東京・汐留の電通ビルを手掛けたフランス人建築家ジャン・ヌーベルの作品です。
38階建てのタワーはオフィスビルとして利用されています。1億3000万ユーロを費やして2005年に完成し、バルセロナで3番目に高い建物になりました(144m)。バルセロナでも最もハイテクな建物の1つで、外壁には気温センサーが設けられ、鉄筋コンクリートを覆うガラス製のブラインドの開閉装置と連動していて、夏は暑い日光を遮り冬は日光を入れて冷暖房エネルギーを最大限節約するように設計されています。夜には美しくライトアップされますが、そこでも4500個のLEDが使われていて環境に優しくデザインされています。
オフィスのため残念ながら1階にしか入ることが出来ません。
近隣情報