ホーム > ドイツの世界遺産一覧へ > シュパイヤー大聖堂
正式名称「聖マリアと聖シュテファン大聖堂 」の名を持つこのシュパイヤー大聖堂はまた、「シュパイヤー皇帝大聖堂」とも呼ばれています。コンラート2世が自身の永眠する場所として1030年〜1061年かけて建設されたのが、この世界最大級のロマネスク建築を誇るシュパイヤー大聖堂というわけです。コンラート2世が葬られた後もさらに7人の神聖ローマ皇帝やドイツ王とその妻たち、そして多くの僧侶たちが葬られました。どっしりと構える大変優雅な主パイヤー大聖堂は明確で純粋なロマネスク建築として他のロマネスク建築に多大な影響を与えています。
■場所:ドイツ連邦共和国、ラインラント=プファルツ州シュパイヤー市
■開場時間:4月−10月:9:00〜19:00
11月−3月:9:00〜17:00
■休み:日・祝のミサ催行時(7:30、10:00、18:00)
■入場料:無料
■その他:神聖な場所なので、脱帽、ノースリーブや短パンなどでの肌の露出は避けましょう。
重厚な作りの3廊式のアーチ型の天井を持つ完成度の高いバシリカは、11〜12世紀のロマネスク建築の発展に多大な影響を及ぼしたとされています。
大聖堂の西側のファサードの前には「大聖堂の鉢」と呼ばれる、容量1560ℓの巨大な鉢があります。新しい司教が選ばれるごとにその大きな鉢はワインで満たされ、市民たちは新司教の健康を祈ったと言われます。
毎年春になると、大聖堂ワイン祭と称しプファルツ地方のワイン生産者が、大聖堂の前でその年のワインが紹介されます。これは、上記の「大聖堂の鉢」の歴史に由来しています。
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