カタルーニャ美術館の近く、モンジュイックの丘の麓にあるのがカイシャ・フォーラムです。これは元々は繊維工場として使われていた建物を、カタルーニャの銀行"La Caixa"が2002年に改装し美術館に姿を買えました。建物のデザインは有名な建築家ジュセップ・プッチ・イ・カダファルクで、モデルニスモ建築です。1911年に完成したこの建物は同年のバルセロナ市議会の最優秀工業用建築に選ばれました。オープンにあたり建物の改築が行われ、エントランス部分は日本人建築家の磯崎新氏によってデザインされています。
カイシャ・フォーラムでは古代、近代、現代美術のほか、コンサートや映画上映など様々な展示会を開いており、バルセロナの中でも活気のある美術館になっています。また、またこのモデルニスモ建築を回るガイドツアーも行われ、元繊維工場として使われていた建物の知られざる詳細が明らかにされます。さらにはガウディ、ドメニク・イ・モンタネールなどともにモデルニスモ建築を牽引したプッチ・イ・カダファルクの人物像、建物の歴史なども同時に学ぶことが出来ます。
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