ヤスナ・グラ修道院は、ポーランドのチェンストホヴァにある、聖母マリアに捧げられたカトリック教会の修道院です。ポーランド中から巡礼が訪れています。ヤスナ・グラの聖母と呼ばれる御絵(イコン)は奇跡的な力を持つとされており、ヤスナ・グラ修道院の最も貴重な宝とされています。
この修道院は1382年、オポーレ公ヴワディスワフ・オポルチクに招かれてハンガリーからやってきたカトリックの司教団によって建設されました。このあたりでは最も重要とされる聖母マリアのイコンがあるため、数百年にわたって巡礼地となっています。「黒いマドンナ」として有名な「ヤスナ・グラの聖母」は数々の奇跡を起こしてきたとされ、崇敬されています。たとえば17世紀の大洪水時代にスウェーデンに侵略された際、この修道院が包囲されたにも関わらず奇跡的に残ったのは、このイコンが守ったからだとされています。
※写真:トリップアドバイザー提供
1655年にスウェーデン軍がポーランドを侵攻しワルシャワ、クラクフを侵略した後にここチェンストホヴァに進軍したものの攻略できなかったのはこの「黒いマドンナ」がもたらし軌跡であると、国民の守り神になっているようです。
右の写真でマドンナの右頬に2本の線が見えますが、これはモンゴル軍が侵攻した際にこのイコンを持ち出そうとした軍人が傷をつけたとか、その後に入った強盗が傷つけたものだとも言い伝えられているようです。
※写真:トリップアドバイザー提供
名称 | ヤスナ・グラ修道院 / Jasna Gora |
住所 | Kordeckiego 2 Czestochowa |
電話番号 | +48 34 377 77 77 |
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