ポーランドの治安

ポーランドで特筆すべきは治安の良さです。経済協力開発機構(OECD)による2013年の調査では、ポーランドは1位の日本に次いで世界で2番目に治安が良い国という結果が出ました。
ポーランドの犯罪被害はまれで、アイルランド、イギリス、アイスランド、エストニア、オランダ、デンマーク、スイス、ベルギー、スウェーデン、ノルウェーといった、一般に「治安がよい」と考えられている国々よりも犯罪被害率が低いです。
一般的に旅行者に親切な国民性で、また対日感情は伝統的に非常に良い国です。

よく起きている被害例

置き引き・スリ

【よくある被害一例】
・レストランやカフェで座った時、荷物が目から離れた瞬間に置き引きに遭う
・お買い物に集中している間にスリに遭う
・美術館で絵画や作品に集中している間にスリに遭う
・空港や駅で荷物から目を離したすきに置き引きに遭う

【防止策】
・地下鉄や空港のロビーなど人が大勢いる場所では荷物から目を離さない
・航空券やパスポートなどの貴重品はホテルのセーフティボックスに預けておくとよい
 (パスポートはコピーを持ち歩くとよい)
・大金を持ち歩かない。現金は必要最低限にする
・かばんは完全に口の閉じるタイプのものにする
・お財布などの貴重品はかばんの奥、または内ポケット等外から見えにくいところにしまう
・現金とクレジットカードを別々にして持ち歩く

■ニセ警官による被害

ポーランドではニセ警官による被害が増えてきています。日本のパスポートは需要があり狙われやすいので特に注意が必要です。

【ニセ警官の手口】
欧米系旅行者を装った犯罪者が「両替したいので銀行の場所を教えてほしい」等と話しかけてきます。これに対応していると,警察官(私服)を自称する男が現れ,ニセの警察IDを素早く見せ,「不法に両替していないか」「偽札を所持していないか」あるいは「麻薬を所持していないか」等と言い,欧米系旅行者と日本人の双方に対してパスポートと財布を見せるように指示し財布を預かります。そして,男は現金やクレジットカードを確認しますが,そのすきにそれらの何枚かを抜き取ります。また,この際,クレジットカードの暗証番号を聞き出します。その後,男と欧米系旅行者は立ち去りますが,その数十分以内に,抜き取られたカードが不正利用されます。

【防止策】
警察官が公道上で、旅行者等の財布の中を検査したり、身体に触ったりする事はまずありません!まず警察と名乗る人に声を掛けられたら警戒しましょう。
・人通りの少ない道は特に注意しましょう
・警察官らしき者からと「財布の中身を確認する」とか,「偽札確認を行う」言われても応じない
・それでも離れない場合は警察で話しましょうと言うか、大使館で話しましょうと言いましょう。絶対に財布やパスポートを渡してはいけません

貴重品紛失・盗難時の対処法

パスポートやお財布などの貴重品を紛失してしまった、または盗難に遭ってしまった場合の対処法をご紹介します。
万が一紛失・盗難に遭ってしまった場合、パニックにならず落ち着いて行動できるよう予め知識を付けておきましょう!

【クレジットカード】

ただちにカードを停止するためカード会社へ連絡してください。パスポート、警察で作成する盗難・紛失証明書、またカードの番号と有効期限がわかっていれば即日~数日で再発行可能なカードもあるので確認するとよいでしょう。万が一の紛失や盗難に備えて手持ちのクレジットカードのカードのカード会社の緊急連絡先、カード番号、有効期限は必ずメモをしてお財布とは別にして常に持ち歩きましょう!

【トラベラーズチェック】

指定の緊急連絡先にすぐに連絡しましょう。盗難・紛失証明書とパスポート、購入控えを持ってT/C発行会社の支店に行き申請し受理されるとだいたい1日~数日で再発行されます。申請には盗難・紛失したT/Cの金額と番号も必要なので番号や緊急連絡先はクレジットカードの緊急連絡先と同様にメモしておきましょう。

警察で「盗難・紛失証明書」を作成してもらう

盗難・紛失証明書は航空券やパスポート、クレジットカード・トラベラーズチェックを再発行する際に必ず必要になります。また稀ではありますがお財布や現金などの貴重品が見つかった際の連絡手段にもなります。
盗難・紛失した際は最寄りの警察署で作成してもらいましょう。

【航空券】

まずは警察署にて盗難・紛失証明書を作成してもらいましょう。航空会社や航空券によって手続き方が異なる場合があるため航空会社に連絡をして確認するのが良いでしょう。万が一にの場合でも速やかに対処できるように航空券のコピーや航空会社の連絡先を控えておくのがおすすめです。

【パスポート】

パスポートを紛失した場合、韓国の日本大使館で再発行してもらいます。盗難・紛失証明書が必ず必要になります。予めパスポートのコピーを持ち歩くと万が一の場合でも速やかな対処ができるでしょう。

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