メトロでお越しの際は、2号線か5号線の「サグラダ・ファミリア駅」で下車します。

出口から出て振り返るとすぐにサグラダ・ファミリアがそびえ立っています。こちら側が生誕のファサードです。

入場券をお求めの際は、右側から周り、列に並びましょう

サグラダ・ファミリア内に入るだけのものなら、Basilica Visitを、塔の上まで上りたい方はBasilica + Towersのチケットを購入しましょう。塔に登られる方は、その際に時間を指定されます。チケットを買ったら中に入ります。

磔の刑になるイエス・キリスト

ゴルゴダの丘へ。イエスの汗をぬぐうため、差し出した布に写ったイエスの顔が中央に。

ユダの接吻。接吻することでユダは兵士たちにイエスが師であることを伝えています。

この16の数字は、縦・横・斜めなど310通りある足し算の合計が常に、イエスがなくなった年齢である33になるようになっています。

ペテロの否定。3人の女性は、弟子のペテロがイエスを知っていることを3回否定したことを表しています。

イエスの裁判。右側の人物はローマ総督ピラト。手を洗うことにより死刑判決の責任が自分にないことを示そうとししています。

3人のマリアとキレネの人シモン。倒れているイエスのかたわらで泣いているのは聖母、クレオファス、マグダラのマリア。シモンは十字架を担ぎあげようとしています。

サグラダ・ファミリア下から見た写真です。クモの脚のように伸びた柱が印象的です。

人々の顔が角ばった石で表されていて、冷たい印象を与えています。

茨の冠の扉

建物上部には、昇天したキリストの像があります。

では中に入りましょう。真ん中の像は、鞭打ちの刑を受けるイエス像です。

8000文字が彫られたブロンズの「福音の扉」です。新約聖書のマタイによる福音書、ヨハネによる福音書に書かれているイエスの最後の日々が書かれています。

床にも聖書にちなんだ絵が描かれています。

聖堂内部に入りました！日の光が美しく入り、明るいです。受難のファサードから入ったので、向こう側に見えるのは生誕のファサードです。

ステンドグラスで囲まれています。ステンドグラスはカタルーニャ人芸術家ジュアン・ピラ・グラウの作品です。

入ってきた入口です

聖母マリア像　アップ

階段の建築も穴がいくつも開いている大変印象的なデザインです。

天井のデザイン。殉教のシンボルであるジュロの葉のモチーフで飾られています。

さらに近付くとこのようなデザインがされています

ガウディは、日の光やステンドグラス越しの光が中に入るように設計しました。そのことにより外から隔離された空間を創り出し、祈りに相応しい雰囲気を出しています。

柱のデザインにも注目してください。

ステンドグラス

栄光のファサードの近くから見た中央祭壇

柱の上部が何方向にも広がっています。森のようなイメージを与えます。ガウディのデザインには自然や生物の構造を分析し、それを用いたデザインを多々見ることが出来ます。

後に栄光のファサードになる場所

中央祭壇　上部

中央祭壇

十字架に架けられたキリスト

壁づたいは座れるようになっています。

生誕のファサード側

生誕のファサード　上部

こちらのファサードはとても凹凸の多い特徴的な建築になっています。

聖マルコの「ライオン」のシンボル

中央4つの柱のそれぞれには聖人のシンボルがあります。こちらは聖マタイの「人」のシンボルです。

中央祭壇奥には、瞑想などに使われるエリアがあります。

そばには、パイプオルガンのパイプもあります。

生誕のファサードの出口から出ました。

上部には、生命の木があります。腐敗しないものの象徴である糸杉は永遠の命、ハトは神のもとに集まる信者と聖霊を表しています。また、木の下の白いペリカンは、原始キリスト教のシンボルで、聖体の秘跡を表しています。

聖母マリアの戴冠。神への献身的な愛への報いとして、イエスが聖母マリアに冠を授ける瞬間。左下の人物はマリアの夫でイエスの養父である聖ヨセフ。ガウディのプロジェクトによりジュアン・マタマラが製作。

マリアとヨセフの婚姻。手を取り合うマリアとヨセフが、司祭によって結ばれる場面

受胎告知。処女マリアに大天使ガブリエルが降臨し、聖霊によって神の子イエスを身ごもることを知らせる場面

天使の合唱隊。中央に子どもの天使の合唱隊、両脇にハープ、バイオリン、ファゴットと民俗楽器を奏でる6人が配されています。内戦で損傷を受け、日本人彫刻家の外尾悦郎氏によって修復されました。

羊飼いの礼拝。神の子の降臨を知った羊飼いたちが、急いでベツレヘムへ向かい、飼い葉桶の中で眠るイエスを礼拝する場面。足元には、イエスへの贈り物であるタマゴの入ったカゴが置かれている。

東方三博士の礼拝。メルキオール、バルタザール、カスパールの東方三博士が、星を見て「新しいユダヤの王」の降臨を知り、黄金、乳香、没薬を贈り物として携えて、幼子イエスのもとを訪れる

嬰児虐待。イエス降誕後、ユダヤの王となる運命を持った子どもの誕生を知ったヘロデ王は、ベツレヘム周辺の用事をすべて殺害するよう兵士に命じた。

エジプトへの逃避。夢に現れた天使のお告げにより、ヘロデ王がイエスを探し出して殺そうとしているのを知り、エジプトに逃げるマリアとヨセフ。天使がロバの手綱を引いている。

入口にある柱の土台に亀がいることをご存知ですか？変わらないものの象徴として彫刻されています。

生誕のファサードの塔に上るには、ファサードに向かって右側の入口から入ります。

ここの彫刻も目を見張るものがあります。

人面魚のようなものもありました。

エレベーターで塔の上へ向かいます。

エレベーターを降りました。塔の窓から外の景色も少しだけ望めます。

遠くにサン・パウ病院が見えます。

少し塔を上ると、塔と塔を結ぶ通路に出ます。

下で見た生命の木が、目の前にあります。

後ろでは、着々と工事が進んでいます。

新しく建設中の建物には、フルーツをモチーフにしたものをたくさん見ることが出来ます。

塔はまだ上に続いています。

塔を見下ろしてみます。すごく高いので高いところが苦手な人は上がるか検討した方がいいと思います。

新しく出来ている建物

フルーツのモチーフ

階段を下って行きます。

外に出ることもできます！

眺め。遠くに水道局のトレ・アグバルを望むことが出来ます。

有名ならせん階段です。ここを下りると塔の見学は終了です。

生誕のファサードの入口の近くに、ガウディと自然の関係を示した展示会をしています。

先ほど見たフルーツが乗っていたのも、ラベンダーからヒントを得て建てられていました。

生誕のファサードに向かって左側です。左の建物はお土産や、そのまま下がると博物館があり、ガウディ作品やサグラダ・ファミリアについて学べます。

1924年当時のサグラダ・ファミリア。まだガウディは存命でした。

サグラダ・ファミリアの建設の現場も窓越しに見ることが出来ます。

ガウディが考案した逆さ吊り模型

2010年11月7日に教皇ベネディクト16世が訪れ、ミサを執り行い、聖堂に聖水を注いで聖別。サグラダ・ファミリアはバシリカ（ローマ教皇の発行した教皇小書簡により、一般の教会堂より上位にあることを認められた教会堂のこと）となった。ミサには司教達を含む6500人が参列し、800人の聖歌隊が参加した

受難のファサードの横にある学校です。時代の先駆者であったガウディは、教会で働く人の子どもや地元の子供たちのために学校を建設しました。シンプルでありながら機能性を持った、波打つこのデザインは現代建築の先駆けになりました。

教室

実際に使用されていた当時の授業風景

机

中にモノを入れることが出来るようになっています。

教卓の上にはイエス・キリスト像が置かれています。

陽が昇る時間と沈む方向を考え、朝日の教室と夕日の教室があります。これは夕日の教室です。

当時の風景

ライトアップされたサグラダ・ファミリア